栄養を逃さない冷凍野菜の調理法は「解凍」と「加熱」がポイント

冷凍野菜は、急速冷凍によって栄養とおいしさを保ちます。
しかし調理の仕方によっては、栄養素を逃がしてしまったり、おいしさがダウンすることも…

栄養とおいしさをそのままキープしやすい調理のコツを紹介します。

解凍のポイント「急速解凍が基本」

解凍したときに、素材から水分が出ると、それと一緒に水溶性ビタミンやミネラルが流れ出してしまい、さらに食感も悪くなります。

多くの野菜は自然解凍すると、水分が出てしまうので、凍ったまま炒める、煮る、蒸すなどして急速解凍をします。

炒めるときに油ハネが気になる場合は、あらかじめ冷凍野菜に熱湯をかけて表面の霜をとっておきましょう。

調理のポイント「加熱しすぎに注意」

ブランチングで下ゆでされているので、調理する時は生野菜の2~3割程度の時間で十分に火が通ります。

加熱しすぎると野菜本来の食感が無くなり、おいしさが半減するので気をつけましょう。

素材別「冷凍野菜の活用法」

野菜によって活用方法が異なるため、活用方法を紹介します。

ほうれんそう

時期によっては、生野菜よりも冷凍野菜のほうが栄養価が高くなるほうれんそう。

鉄分が豊富なので、女性は積極的に摂りたい野菜です。

冷凍のままスープやみそ汁に入れたり、炒めもの、グラタンなどに気軽に使えて便利。

ブロッコリー

お弁当のすきまにちょっと入れると、彩りが良くなる冷凍ブロッコリーはとても便利な野菜です。
β-カロテンが豊富で健康にいい。

水っぽくなりやすいので、解凍のしすぎに注意しましょう。

サラダ・グラタン・煮こみ・肉料理のつけ合せなど、緑黄色野菜不足の解消に。

きのこ類

きのこ類は冷凍によってうまみ成分(グルタミン酸など)が増えるので、冷凍向きの食材です。

スープ・炒めもの・炊き込みごはんなどに加えると、おいしさをアップしながら、食物繊維もとれますよ。

グリーンアスパラ

疲れがたまっていると感じたら、冷凍アスパラをサラダや肉巻き、炒めもの、つけ合わせなどに使っておいしくいただきましょう。

かぼちゃ

かぼちゃは、皮が固いので、お年寄りや力の弱い人は包丁で切るのが大変です。

冷凍かぼちゃは、ひと口大にカットされているので、そのまま使えてとても便利。

煮もの、スープ、グラタン、お菓子にも活用できます。

冷凍野菜を購入する時の注意点

店頭にて

  • 冷凍野菜を手に取り、カチンカチンに凍っているものを選びます。
  • 包装に破れが無いかを確認しましょう。
  • パッケージの表示で原産地名や消費期限などをチェック。

持ち帰る時

  • ドライアイス、氷等を入れ、保冷袋に入れて持ち帰りましょう。
  • 氷等が無ければ、新聞紙や包装紙で2重に包み、買い物袋の中央に入れて持ち帰るようにします。

帰宅後

  • なるべく早く帰宅し、すぐに冷凍庫に入れましょう。
  • 万が一、持ち帰る前に溶けてしまったら、再凍結せずになるべく早く調理して食べるようにして下さい。

冷凍野菜は長所を生かして上手に利用しよう

冷凍野菜は冷凍することで栄養素が大きく減少することはありませんでした。

ポイント
  • 冷凍で栄養素は減少しない
  • ブランチング(下ゆで)で水溶性ビタミンはやや減少する
  • 脂溶性ビタミン、食物繊維、ミネラルはほとんど減少しない

冷凍野菜を使う時に気をつけなくてはいけないのは、栄養素を逃がさない解凍と調理をすること。

ポイント
  • 凍ったまま調理して急速解凍をする
  • 加熱は生野菜の2割程度で充分。

冷凍野菜と生野菜にはそれぞれに長所があります。

野菜をたくさん使う場合や、野菜本来の味を生かす料理、シャキシャキ感を味わうサラダなどには、生野菜が向いています。

野菜を少量使いたい時や調理の手間を省きたい時、また旬の時期以外は冷凍野菜を使えば、時短と節約にもなります。

冷凍野菜を上手に使えば、料理のレパートリーアップや野菜不足の解消にも大いに役立ちます。

ぜひ冷凍野菜を毎日の料理に活用して、家族の健康づくりに役立てて下さいね。