
青汁は、「粒と粉のどっちの方がお得なのかな?」と気になったあなたに、形状別の青汁価格情報を紹介します。
おすすめの形状は「粉末(顆粒)」が「個包装(分包)」になっている青汁です。
形状の種類
まず形状と包装形態の種類ですが、おおまかに分けると青汁には下記の種類があります。
形状 | 個包装 | 包装形態 |
---|---|---|
1. 乾燥粉末 | なし | そのまま袋詰め |
2. 顆粒 | なし | そのまま袋詰め |
3. 顆粒 | 分包 | 分包を箱に詰める |
4. 打錠 | なし | 袋or瓶に詰める |
5. 打錠 | 分包 | 分包を箱に詰める |
青汁でもっとも多い種類は、3.の「顆粒・分包・箱詰め」。
こんな感じで、1包に青汁が小分けになっているタイプが主流。
逆に珍しいタイプは、粉をそのまま袋詰めしたタイプ。
粉末と顆粒の違い
粉末と顆粒は、大きく分けると「同じ粉末」です。
しかし顆粒は、粉末同士をくっつけて、本当に小さな粒状になっているもの。
画像はコーヒーの顆粒で、見たことがある人が多いと思います。
これは極端な例ですが、実際の青汁顆粒はもっともっと小さな顆粒で、目では判断できない小さな顆粒です。
顆粒にする理由は、「粉飛びを防ぐ」「溶けやすくする」ため。
青汁の粉末は商品により違いますが、50μm~200μmほどの大きさのため、「非常に粉が飛び散りやすい」です。
基本的には、乾燥粉末の状態では、個包装にすることが難しいため、造粒し「顆粒」化されている青汁が多い傾向にあります。
「顆粒・分包・箱詰め」を100%とした時の価格差
「商品開発員としての手計算」と「遠藤青汁の実例」の、2パターンで価格差を検証します。
手計算
手元にあるデータで完全に同一条件なものがないため、条件が近いもの同士を比較しています。
※数字はかなりざくっとしたもので、正確な数字ではありません。箱と袋は形状に合わせて選んでいる。
番号は、最初に紹介した表の数字を採用。
種類 | パーセント |
---|---|
1. 乾燥粉末、袋詰め | 50~60% |
2. 顆粒、袋詰め | 70~80% |
4. 打錠、袋詰め | 80~90% |
3. 顆粒、分包、箱詰め | 100% |
5. 打錠、分包、箱詰め | 105~115% |
商品の実例「遠藤青字」
顆粒(分包)は総重量が90gのため、他商品と合わせた200gで表示(カッコ書き内が90g本来の数字)。
形状 | 総重量 | 価格 | パーセント |
---|---|---|---|
粉末 | 200g | 3,240円 | 57.9% |
顆粒(分包) | 200g (90g) |
5,600円 (2,520円) |
100% |
打錠(プラケース) | 200g | 5,832円 | 104.1% |
価格差のまとめ
手計算は悪くない数字なのですが、遠藤青汁の「打錠(プラケース)=打錠、袋詰め」の数字の差が約19%。
これは製造ロットによる影響が大きいと思います。
たくさん作ることにより、青汁を成形するコストが安くなります。
そのため数字差の原因は、「遠藤青汁の打錠が割高目で製造されている or 手計算に誤りがある可能性」の2点です。
※現在、現役の原価担当者に確認中。
青汁として流通しているのは、「顆粒、分包、箱詰め」が約90%程度。
残りは、「打錠、分包、箱詰め」と「乾燥粉末、袋詰め」で約10%程度だと思います。
基本的には「乾燥粉末をそのまま袋詰めにした商品がもっともお得」。
しかし「粉が飛び散る」、開封するたびに菌や水分が混入し「衛生管理に気をつける必要がある」。
そのため主流になっている、「顆粒、分包、箱詰め」がおすすめ。
顆粒、分包、箱詰めのメリット
1番のメリットは、「粉が飛ばないで、さっと溶けおいしく飲める」こと。
乾燥粉末でも味は変わりませんが、水に溶かした時に「粉々しく」感じます。
顆粒品でも粉々しさは多少残りますが、水にきれい溶けやすくなっている点がメリット。
※商品によって顆粒の大きさが異なり、粉末に近い顆粒もあり。
顆粒と打錠の違い
- 顆粒:青汁の味を楽しむ(野菜が好きな人向き)
- 打錠:青汁の味を楽しまず飲み込む(青汁が苦手な人向き)
顆粒と打錠は、大きな価格差はありませんが一番の違いが「味」。
顆粒品は、水や牛乳に溶かして「青汁の味を楽しむ」ことができます。
一方、打錠品は粒をそのまま飲み込むだけのため、味を楽しめません。
青野菜の癖が苦手な人は、打錠の方がおすすめです。
まとめ「価格差よりも好みで選ぶと自分にあった青汁を見つけられる」
顆粒、打錠と形状により多少の価格差はあります。
しかし価格以上に、まず自分が「青汁が好きなのか?嫌いなのか?」で、自分に合った形状を選ぶことがおすすめです。
青汁を買ったものの飲まないで、賞味期限が過ぎ捨ててしまった…なんてもったいない話は意外と多くある事実です。
僕は青汁の苦味が好きなので、顆粒100%品を選んでいます。